3月中旬から 4月上旬にかけて「菜種梅雨」といって梅雨のような天気が現れやすく、低気圧が定期的にやってきたり、上空に寒気が入って突然の雷雨になり雹や霰がふることもある季節です。
春分の日の昨日、関東は元々荒天が予報されておりましたが、予報通り春の嵐で大荒れとなり、強風に加え、夕方各地で大雨、ひょうやあられ、雷に見舞われました。
突然の雷雨は、人間のみならず、犬や猫にとっても非常に強いストレスになります。
雷を怖がる犬猫のために何が出来るか、愛玩動物救命士と一緒に見ていきましょう。

雷を怖がる子と怖がらない子の差

大きな音と光が突然起こる雷は、犬や猫にとって大敵ともいえる現象です。

とはいえ、鳴っても気にせず寝てる子もいれば、鳴る前からソワソワする子がいるのが現状。

では、鳴っても気にしない子はなにか特別なトレーニングをしているのでしょうか?

もちろん盲導犬などワーキングドッグと呼ばれる犬たちは、仕事中に雷に怯えるわけにはいきませんからトレーニングを受けています。
しかし、一般家庭で飼われていて、特にトレーニングをした覚えがなくても平気な子もいます。

これは、実は飼い主さんがどれほど雷を怖がるか、が大きく影響していると言えます。
家族の中に雷を怖がる人がいると、犬や猫はその人の不安感や恐怖心を感じ取ってより恐怖心を覚えてしまうのです。

そうして「雷は怖いもの」と学習してしまうと、次は雷が近づく黒い雲や気圧の変化など、人間には気がつかない前兆を感じ取ってソワソワするようになります。

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雷を怖がる子は花火も苦手

私たちには違う音とわかっていても、犬にしても猫にしても大きな音、という意味では恐怖心は一緒です。

夏場、飼っている犬と一緒に花火大会を楽しみたいと会場に連れていく人もいるようですが、たくさんの人、色々なにおい、雑音、そして花火の大きな音、と犬にとっては不快でしかない環境であることを念頭に入れておきましょう。

楽しい思い出は他の行事でも作れるはず。
平気だからといって連れ出す行為が犬にとってはストレスになっている可能性があることを忘れずに。

慣らすために出来ること

よく、雷など大きな音を録音して日頃から小さな音で流しておくと慣れるようになる、とトレーニングでは紹介されます。
しかし、これが全てではないのです。

前述したように、雷の前兆である空模様や気圧の変化に反応して不安に陥ってしまう子は、雷の音だけに慣らしても、実際の現象と結びつかない可能性があります。

そのため、パニックを起こしてケガをする、部屋の中にあるものを壊してしまうなど、雷への恐怖反応が重い場合には、獣医師に相談して安定剤などの処方をお願いするとともに、天気の急変を知らせるアプリを利用したり、留守中に起こることを念頭に置いて、朝からペットホテルに預けたり、ペットシッターなどを利用するなど様々なツールを利用して万全を期しましょう。

 

 

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