エビングハウスから学ぶこと

ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスをご存知でしょうか。
彼が発表した「エビングハウスの忘却曲線」は、「人間の脳は忘れるようになっている」ことを立証した研究発表でした。

この研究で立証したポイントをこれまで教育に携わってきた成功実体験を交え、ペット災害危機管理士(R)2級講師育成講習会の中でよく話をします。
例えば「知識は砂の階段の如し」がその一つです。
「人間は、覚えたことを直ぐに忘れてしまう。知識を身につけるならば、学んだことを復習し、その上に、更なる知識を積み上げ復習を続けていかないと、砂の階段のように土台から簡単に崩れてしまい、全く知識は身につかない」という話です。

もう一つ、ヘルマン・エビングハウスの研究発表で立証したポイントがあります。
それは、「何かを学ぶ時、そのことがあなたにとって重要であるものだと、学びが身になる。逆にその内容があなたにとって重要でないものであれば、すぐに忘れる」です。

忘れてはならないあの日のことを

私たちは、13年前に起きた未曽有の東日本大震災とそこからの教訓を忘れてはいないでしょうか。
日常変わりない時間が過ぎていく中で、私たちの災害の記憶は遠のいていないでしょうか。

ふとヘルマン・エビングハウスの研究発表で立証したポイントが頭をよぎった時、発災地から遠く居れば居るほど、人はそうなっているような気がしました。

災害対策基本法は「教訓の伝承」を地域住民の責務としていますが、ひとりひとり、災害から学ぶ教訓は、他人事ではなく重要なものであり、絶対に忘れてはならないものなのです。
そして私たちSAEは、過去の災害を忘れることなく教訓を活かしていくよう伝え続け、啓発していきたいと思っています。

ペット災害危機管理士(R)ひとりひとりが、また、これからペット災害危機管理士(R)を目指す方も、あの日のことは忘れてはいけません。
震災に対して我々が備えるべきこと、すべきことを、今一度、東日本大震災から学んでいこうではありませんか。

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