明後日11月8日は「いい歯の日」です。
国民へのさまざまな歯科保健を啓発することを目的に、日本歯科医師会が1993年に設定しました。
また、4月18日も語呂合わせで「良い歯(418)の日」といわれるそうです。

歯と口の健康の重要性は、人だけでなく犬猫にも当てはまります。
予防などの観点から日頃のデンタルケアはとても重要となりますので、いい歯の日に歯について見直してみましょう☆彡

猫の乳歯と永久歯

まず、猫の歯は何本生えているかをご存じでしょうか?
子猫の時に生える「乳歯」と、成猫になり生え変わった「永久歯」では本数も異なります。
生える数は乳歯の場合は26本、永久歯の場合30本あります。

乳歯が生えている頃から猫と暮らす人は、抜け落ちた歯を見つけたことがある人もいらっしゃるかと思います。
しかしそれは多くても数本で、26本もの乳歯はどこへ消えてしまっているのでしょうか?
実は抜けた乳歯は、ほとんどが飲み込んでしまうといわれています。
ごはんを食べている時に抜けてしまい、そのままごはんと一緒に飲み込んでしまうため、気づかないうちに抜けているということが多いのです。
また非常に小さな歯なので、お掃除などで気づかないうちに捨ててしまうケースも多いようです。

猫が歯を飲み込んでしまって大丈夫なのか?と心配になる方もいるかと思いますが、猫の乳歯はとても小さく、カリカリフードの粒と大差がないため窒息の心配はありません。
また消化もされず、そのまま便として体外へ排泄されてしまうため、飲み込んでしまっても大きな危険はありませんのでご安心を。

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猫の乳歯は幸運の証…?

猫の抜けた乳歯は見つけられること自体が稀なため、「幸運の証」といわれています。
以前の記事で猫の抜け落ちたヒゲも運気を上げてくれると解説しました。
猫の落とし物は、なにかと幸運をもたらしてくれる効果があるらしく、非常にありがたいですね。
もしも、いい歯(118)の日に猫の乳歯を見つけられたらとてつもない幸運をもたらしてくれそうです…
しかし、あくまで猫の歯は自然に生え変わるもの。抜けそうだからといって人が揺らしたりなど、手を加えずに成長を見守ってあげましょう。

猫の乳歯遺残

基本的に下から押し上げるように生えてきた永久歯によって、押し出されて抜け落ちる乳歯ですが、時々抜け落ちずに残ってしまうことがあり、これを「乳歯遺残(にゅうしいざん)」といいます。

正常であれば乳歯の下から生えてくるはずの永久歯が、少しずれて乳歯と寄り添うようにして生えてくることで起こります。
本来なら1本の歯が生えているスペースに2本の歯が残ってしまうということになります。

経過観察で自然と乳歯が抜け落ちることもありますが、そのまま残しておくと永久歯が正常な歯並びにならない「不正咬合」を引き起こしたり、乳歯と永久歯の隙間に歯垢や歯石がたまりやすくなることで歯周病の原因になります。
残ってしまった乳歯の抜歯には全身麻酔での手術が必要になるため、避妊去勢手術の時に抜いてしまうことが多いです。
乳歯遺残がある場合には、避妊去勢手術と合わせて抜歯も行うことをお勧めします。

歯に限らず、口内の健康維持のためには若い時からのケアが重要ということは人と同じです。
幼い猫がいるご家庭は、幸運の落とし物を探しつつ、お口の中もチェックしてあげてください。
幼いころから健康チェックのために様々な体の箇所に触れることを慣らしておくと、大人や高齢になったときのケアがスムーズにできるようになりますのでお勧めです。

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