最近の急激な寒暖差に、人もペットもお疲れ気味な今日この頃ではないでしょうか?
はっきりと体調を崩しているわけでもないのに、なにか気分がすぐれない、ということもあるかもしれません。
もちろんそれは人だけではなく、猫たちだってそうかもしれません。
ということで、猫健康管理士や犬猫行動アナリストから、猫の感情表現を今回はその瞳から読み取ってみましょう。
猫の上目遣いはあざとかわいい
猫が上目遣いになるときは、多くの場合、飼い主さんの足元で見上げているときにみられます。
このようなときは「ごはんですか?」「抱っこしてくれる?」と期待に胸を膨らましています。
何を求めているかはその時々で違うとは思いますが、トライアンドエラー、失敗しても繰り返し猫の要求をのむことで、いま猫が何を求めているのかわかるようになることでしょう。
目をそらすのは嫌われているから?
猫の世界では、相手の目を凝視することは敵意を感じ、「やんのか?」とケンカ腰になることがあります。
そうならないためにも愛する飼い主さんや仲の良い猫と目が合ったときには、瞬きをしたり、視線をそらすことで気まずさを和らげていると考えられています。
目があったときに愛猫がパチッとまばたきをしたり目をそらしたら、それはあなたを嫌っているのではなく、好きだからこそ敵意を感じないようにしているのだと思ってあげるとよいでしょう。
瞳孔が真ん丸!
瞳孔がまん丸に開いて黒目が強調されているときは、興奮しているときや緊張しているとき。
また、周囲が暗くなったときに、なるべく光を集めるために瞳孔を広げて黒目が大きくなることもあります。
遊んでいるときに見られるなら興奮している証拠、なにか驚くようなことがあって瞳孔が真ん丸になっているようなら緊張している証拠、と思ってもいいでしょう。
とくに緊張状態が続くようであれば、何が原因か突き止め、解消してあげる必要があるかもしれないことを覚えておきましょう。
そして、多頭飼いをしている家庭で見られることがあるのがにらみ合い。
猫同士の縄張り争いで相手にケンカを売るとき、目を逆三角形にしてにらみつけます。
さらには、あごを引いておでこを見せてにらみつける様子は、まさに一触即発。
場合によっては喧嘩に発展することがありますから、気をそらすなどして緊張状態を和らげる必要があるかもしれません。
猫は感情が読み取りにくい、と言われますが、実際はしっぽやヒゲ、瞳など体のあらゆる場所を使って表情豊かに感情を表しています。
長く一緒にいればいるほど、何が言いたいのかわかるようになるとは思いますが、まずはわかりやすい部分を観察することで、猫が言いたいことの正解に近づくのもいいかもしれません。
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