今期の冬はいつもの年に比べて雪が少なかった北日本。
しかし、いつもであれば降る雪の量が少なくなってくる2月下旬から多くの雪が降っています。
なんだか季節が遅れてやってきたような感じです。

そんな今季、関東でも雪が降り、大変なことになりました。
私も出張のため移動しなくてはいけなかったのですが、なかなかに大変なことになりました。

雪に慣れていない地域で一度雪が降り始めると、交通網が乱れ、通勤や通学、観光の足に大きな影響を及ぼします。
また、雪道に慣れていないことが影響して、転倒して怪我をしたり、場合によっては命に関わることになる恐れも。
帰宅を諦め宿泊先などを慌てて手配することになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こうした帰宅困難は、災害時と共通します。

天気のことですから予報が外れることもありますが、今回の降雪は数日前から注意するようニュースなどを通じて報じられていたと記憶しています。
いざという時のために、対策をしてから外出した方はどれほどいるでしょうか。

例えば、降雪によって引き起こされる問題のなかに、停電があります。
飼い主が不在であっても、エアコンや暖房器具を用いて留守番中でもペットが寒くないようにしている家庭が多いでしょう。

しかしそれも、電力があってこそ。
雪のために停電が引き起こされ、飼い主も帰ってこられない状況になったとき、ペットたちは暖を取ることができるでしょうか。
健康で、若い子であれば1晩くらいなら大丈夫でしょう。
しかし、幼齢の子やシニア、ハイシニアなど、体温調整が自力では難しい子たちはどうでしょうか。
一度体が冷えると、なかなか体温を維持できず、低体温症を引き起こす恐れもあります。

日頃から停電に備えて暖かい毛布やベッドを用意しているよ、というご家庭もあるでしょうし、まだ用意がないご家庭もあることでしょう。
災害に備える、というのは、もちろん地震や水害、台風などの被害に備えることを想定していると思います。
しかしながら、特に都市部では、いつもとは違う気象状況で、容易に帰宅困難に陥ることが想定されます。
最近は、公共の交通機関の計画運休なども耳にする機会は増えてきました。
考えられる災害に全て備えることは難しいことです。
それでも、天気予報をこまめにチェックし、万が一に備えること、外れたら何もなくて良かったね、と次に備えること、次に備える際には、今回の備えに何が足りなかったのか見直す機会を設けること、によって、自然と不測の事態に備える心身の準備が整っていくのではないでしょうか。

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