昨夜の中秋の名月、皆様お月見は楽しみましたか?
そんな中秋を過ぎてもまだまだ暑い日が続きそうですね。
早くからっと涼しい秋を堪能したいものです。
さて、この夏、猫疾病予防管理士のおうちの猫が初めての急性皮膚疾患を発症しなかなか大変だったことを以前ご紹介いたしました。
実はあの時、もう1つ事件が起きていたのです。代わって猫健康管理士からお話いたします。
傷の悪化を防ぐ保護具
皮膚疾患の治療で重要なのは、お薬をしっかり塗ったり飲ませたりすることと、患部を頻繁に舐めたりしないよう工夫することでしょう。
自分では舐められない部分であれば良かったのでしょうが、あいにくしっかりとセルフグルーミングできてしまうぎりぎりの首元や脇腹が患部で、どうしても舐めてしまうのです。
そんなとき皆様ならどう対策するでしょう。
きっと多くの飼い主が想像するのは、「エリザベスカラー」を装着して患部を舐められないようにする、という手段ではないでしょうか。
我が家のエリザベスカラー事情
もちろん我が家でも用意しました。
SNS上で見かけるような、某ドーナツのような形のものと、軽量で柔らか素材のもの、2種類。
以前飼っていた子たちも、術後などにエリザベスカラーをつけていたことがあったので、なんの疑問も持たずに装着したところ・・・
ピシッと固まった後、発狂!
暴れに暴れ、このままじゃ怪我が増えるとなんとかエリザベスカラーを外したものの、それから1時間は近寄ってきてくれませんでした。
我が家には9歳、4歳、2歳の猫たちがいるのですが、今回皮膚疾患になったのは4歳の子。
何がダメだったのかと9歳の子にカラーを装着するも、大人しいまま。
次に2歳の子に装着すると、真ん中の子同様に固まった後大暴れ。
よくよく考えると、4歳と2歳の子は、避妊手術後、術後服で過ごしたもののエリザベスカラーのお世話になったことはなく、また、完全室内飼育なこともあって、首輪の装着は1歳くらいまでで止めていました。
首輪をつけていると首回りの毛が擦り切れてしまい、段差ができてしまうことを避けたかったのが理由です。
とはいえ、首回りの刺激が嫌だ、首回りを触られることが苦手、というわけではありません。
いつも撫でている場所ですし、みんな喜んで触らせてくれます。
だからこそ、エリザベスカラーにあそこまでの拒否反応を示すとは思ってもみませんでした。
時間をかけて慣らしましょう
ここで問題になってくるのが、エリザベスカラーに慣らしていくかどうかです。
病気などの治療で患部に触れないようにする必要がある場合には、それこそ術後服を着用することで避けることもできるでしょう。
しかし、術後服だけではどうにもできない場合があるかも知れません。
慣れていないよりは、慣らしておいた方が良いでしょう。
我が家の猫たちの反応を見るかぎり、まずは普通の首輪をつけて過ごすことから始めた方がよさそうです。
そこまで激しい拒絶反応を見せない場合には、数分~数十分単位でエリザベスカラーを装着し、慣れさせていくと良いでしょう。
その際、大好きなおやつ(某液状おやつはこのようなとき最適です)をあげるようにしておくと早く慣れてくれるかもしれません。
ただし、無理は禁物です。
その子の様子を観察し、無理をさせないよう少しずつ慣らしていきましょう。
▼急性皮膚疾患を発症のお話はこちら「犬も猫も夏場に多い皮膚炎に要注意」
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