今年の春は、寒暖差が大きく、人もペットも体調管理が大変なのではないでしょうか?
とくに体力のない子犬やシニア期の子たちには、この寒暖差はより厳しいかもしれません。
日々の体調の変化に気をつけてあげましょう。
そしてなにより、この時期私たちを悩ませているのは、花粉や黄砂でしょう。
花粉や黄砂はペットたちにも影響があると考えられています。
今回は、黄砂が及ぼすペットへの影響について、犬の健康生活管理士と確認しましょう。
黄砂の犬への影響とは
そもそも黄砂とは、中国やモンゴルの砂漠地帯から偏西風に乗って飛来する砂や鉱物の粒子です。
日本では2~5月の春先に多く観測され、大気の質を悪化させたり、視界不良を引き起こしたりすることで、日々天気予報で確認しながら、警戒する人も多いでしょう。
黄砂などの影響は人間だけのものと思われがちですが、犬への影響はほぼ人と同じと言われ、犬は人よりも小さな体のため、より影響をうけやすいと考えられます。
散歩などから帰って来た後に、以下に紹介する異変が見られたら、黄砂による影響が考えられます。
- 皮膚に湿疹や赤みがみられる
- 目をしきりに気にする
- 目の周りが赤く、涙や目やにがいつもより多い
- くしゃみ
- 鼻水
- 咳
- 瞼や顔が腫れる
今の季節、散歩やお出かけなどで外に出る機会が増える犬たちはもちろん、黄砂など粒子の小さな物質は家の中にも入り込んできますので、ペットの様子を日々観察し、症状が出たときは早めに動物病院を受診しましょう。
黄砂から犬を守る対策
対策として、人は花粉用メガネやマスクで予防することもできますが、犬はそうもいきません。
黄砂などが多く飛来している日は無理にお散歩に行くのをやめましょう。
また、室内に持ち込まないように、お散歩から帰ってきたら、軽く濡らしたタオルやウェットティッシュなどで犬の手足や体を拭いたり、ブラッシングしたりして払い落とすようにしましょう。
室内では、空気清浄機などを利用するのもおススメです。
黄砂・花粉・PM2.5が合わさると、アレルギー症状を引き起こしやすくなったり、症状が重症化したりする可能性があります。特にアレルギー体質の子ではより注意が必要とも言われています。
花粉や黄砂、まだまだ油断はできませんが、せっかくのお散歩日和、お出かけ日和を楽しむために、出来る対策はしっかりやっていきましょう。
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