だいぶ春めいて、お出かけがしやすい気候になってきました。
厳しい冬の間は辛く感じた毎日のお散歩も、少し足を伸ばしてみようという気持ちにもなりますね。
散歩は愛犬にとっては大切な日課です。でも、そもそも犬を散歩させる意味について、考えたことはありますか?
犬猫飼養アドバイザーが「犬のお散歩」について3回に分けて解説していきます。

犬を散歩をさせる意味

散歩には、犬の運動能力や体力を維持し、外部の匂いや音、風、温かさ、寒さなどの色々な刺激を与えることで、脳・神経系を活性化する効果があります。
また、犬は散歩をすることで社会を知り、ほかの犬や人間と接し、社会性を身に付けます。
運動量としては、室内を歩きまわるだけでも、意外とかなりの距離を歩いているかもしれませんが、外に出るだけで犬の気持ちが晴れることもあります。

そのため、重い病気や怪我、老衰による身体能力の低下などで歩けなくなったとしても、できるだけ犬を外に連れ出し、新鮮な空気を吸わせてあげ、日光に当ててあげると良いです。
日向ぼっこだけでも構いません。抱っこして散歩するのでも構いません。
そうする事で自力で歩けなくなった犬も生きる気力や動く気持ちが生まれます。

ただ、無理はしないでください。飼い主さんが出来ることをしてあげるのが大切なことです。
犬の散歩に出掛けることは、犬のためにもなりますが、飼い主さんの運動にも貢献します。

毎日の散歩で気をつけることは?

散歩する時間は毎日決まった時間に、という考え方が一般的かもしれませんが、あえて時々変えるということも大事です。
そして、散歩する人を時々変えるのも良いかもしれません。

時間が決定していると、その時間になると体が自然と反応して、快調なトイレにつながるメリットがあります。
ただ、突然の用事が出来て飼い主さんの都合がつかない時もあるでしょう。仕事が長引いたり、電車の遅延などで、毎日定刻に帰宅できるとは限りませんね。
そうすると、落ち着かず、犬はイライラしたり、イタズラし始めたり、吠え始めたりするかもしれません。
”朝夕2回は散歩に行く”ということだけは決めて、
●時間は飼い主さんの都合で前後することもあるよ。
●いつも同じ人じゃなくて、時々違う人が散歩するよ。
と犬に思わせておくことが大切です。

そうすることで散歩コースが異なっても、所要時間も引っ張る強さも変化することを経験しておくと、ペットホテルなどに預けた時にも、安心して過ごせるようになるでしょう。

▼犬猫飼養アドバイザーが解説する「お散歩シリーズ」を続けてチェック!
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