猛暑に豪雨に日々天気の急変に翻弄される今年の夏ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
お盆を過ぎて、私の暮らす地域は朝晩ひんやりしてきて、エアコンを必要としない時間帯も少しずつ増えてきています。
あの恐ろしい電気料金が、今後減っていくかと思うと少し安堵しています。

さて、以前も「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」のお話をしましたが、先日より、感染拡大がニュースなどでも取り上げられています。
国立健康危機管理研究機構のまとめによると、今年、これまでに全国から報告された患者数は91人となり、これまでで最も多かった一昨年の同じ時期を上回ったことが判明。

また、静岡県、愛知県、三重県、香川県、宮崎県の5つの県で少なくとも9人が死亡したと報告されています。

これまでは人やペットの感染は西日本や近畿地方が中心でしたが、北陸や関東での感染も確認されはじめ、さらに今年5月には、茨城県で初めて、ペットの猫がSFTSを発症したことが報告されています。

感染地域の北上はこれまでのワンポイントアドバイスでもお伝えしてきていましたが、発症報告をみても、じわじわと日本全国に広まりつつあることがわかります。

もちろん、これらの感染者が全てペットから感染したわけではありません。
SFTSを媒介するマダニは草むらや公園など身近な場所に潜んでおり、特に夏場は肌の露出が増えるほか、キャンプなど屋外レジャーの機会が増えることで、どうしても感染リスクは上がってしまいます。

もし、犬の散歩で茂みやあぜ道、公園などを訪れたり、キャンプなどのレジャーを楽しむ際には、肌を出さない服装を心がけ、マダニに有効な虫よけをつけることが重要となります。

そして、特に注意が必要なのが、猫とのことです。
先述の国立健康危機管理研究機構によると、感染が確認されたネコの報告は、全国で調査を始めた2017年は8件だったのが、去年は194件と大幅に増加しているのだとか。猫は外に出さずに家の中で飼うことを心掛けるとともに、ダニ予防も忘れないようにしましょう。

そして、少しでもおかしいな、と思ったら、まずは病院に連絡することです。
SFTSを発症したネコの治療にあたった三重県の獣医師が感染し、死亡するケースも出ていますから、現場もしっかりとした対策をしなければいけません。
そのために、突然病院へ行くのではなく、事前に連絡をして状況を説明、指示を仰ぎましょう。

ペットも飼い主も含め、誰が感染、発症してもおかしくはありません。
今発症していない地域だからといって安心することもできません。
正しい知識をもつこと、その知識を定期的にアップデートすること、そして、変に恐れるのではなく、正しく恐れ、正しく予防することで、安全に過ごすことができるのだと思います。

まだまだ暑い日は続きそうです。
人もペットたちにも大変な毎日ですが、涼しくなる日を待ち遠しく思いながら、もう少し続きそうな夏を楽しんでいきましょう。

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