こんにちは。春を迎え、これからの季節は海や山などをはじめ、旅行やレジャーにもってこいの時期ですね。近年では、愛犬たちを連れて旅行に出かける飼い主さんたちも多く見られるようになりました。
今回は、家庭犬訓練士より、旅行をはじめ、お出かけを安全に移動するために役立つクレートトレーニングについてお話します。クレートトレーニングは、災害などの緊急時にも身に付けておく必要があります。

クレートに慣れる必要性

クレートはわんちゃんの心身を守る大事なものです。サイズも素材もさまざまな種類があります。一つに絞るのではなく、用途によって日頃から使い分けをして、どのタイプのクレートであっても「クレート=安心できる場所」と認識できるようにしていきましょう。これは、災害の避難時に飼い主と離れた場所で過ごさないといけなくなった場合を想定しても、大切な防災準備です。
クレートに入ることができない、入るけど大人しくしていられない、というわんちゃんはまずはクレートに慣れるトレーニングをしておく必要があります。(トレーニング方法は後述します)

クレートの使い分け

●移動時はハードタイプ

旅行などの移動に関しては、公共の交通機関を利用するのか、自家用車で移動するのかによっても状況は異なりますが、しっかりとした造りのハードタイプのクレート(ハウス)を利用したほうが安全です。
また、自家用車では、助手席に乗っている飼い主さんが抱っこしている風景を見かけますが、万が一事故に遭った場合、わんちゃんはシートベルトをしていないので、車外へ投げ出されてしまう危険性があります。しっかり抱っこしているつもりでも、事故の衝撃は計り知れません。
現在、シートベルトで固定できる車専用のハウスも販売されています。そうしたものを利用して、安全な移動を心がけましょう。
なお、車酔いなどをしてしまうわんちゃんは、乗車前に食事は避け、クレートに入れたうえで、上からタオル等をかけ、外が見えないように配慮してあげると、車酔いが軽減されることがあります。
それでも車酔いしてしまう場合は、動物病院へ相談し酔い止めを処方してもらったり、アロマ等を利用するのもいいでしょう。

●散歩やお出かけ、避難時にはソフトタイプ

このタイプは肩から提げるものがほとんどで、カバンタイプのものやスリングタイプ、リュックタイプなどさまざまあります。
まだお散歩の時期ではない仔犬や、逆に老犬になって散歩がきつくなってきたわんちゃんを外へ連れ出すときに重宝するでしょう。災害の避難時には両手を空けておくことが重要になりますので、このタイプが良いでしょう。わんちゃんの身体の大きさなどに合わせて用意しましょう。
(避難所で過ごすことを想定して、折りたためるタイプのクレートも用意しておきましょう)

クレートトレーニングの方法

まずは、クレートの中にお気に入りの毛布や敷物などを敷いてあげます。そして、自分から入るかどうか様子を見ます。
恐る恐るでも入っていける場合には、その中でご飯やおやつ等をあげてください。
「絶対にいや!!」というような場合には、まずはわんちゃんの大好きなおやつなどをクレートに入れ、扉を閉めます。そして、扉の外側からクレートの中を覗かせて、大好きなものに気付かせます。大好きなものを欲しがって扉を引っかくようであれば、少し焦らした後で扉を開けると、「待ってました!」と言わんばかりに、入っていく可能性があります。

どちらの場合でも、入ってすぐに扉を閉めないように気をつけてください。扉を閉めるのは、わんちゃんがクレートを安心できる場所だと認識し、落ち着けるようになってからにしましょう。

クレートのトレーニング方法も様々あり、一概にどれが良いとは言い切れません。わんちゃんに合った方法を見つけ、無理せずにトレーニングをしていきましょう。

 

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