今季のインフルエンザは例年より早めに流行していて要注意。過去10年で最も早く流行シーズン入りしたことが発表されました。
しかし例年は、年が明けた1月中旬より本格的な流行となりますので、まだまだこれからインフルエンザへの備えが重要です。

今回は日々、診察していてよく聞かれる「人間の風邪は犬や猫にうつるのですか?」というお話を、SAE顧問獣医師の岩佐先生からお話しします。

風邪にかかる理由は人も犬猫も同じ

身の回りには、目に見えない多くの微生物が常時生息しています。その中には、人間や犬・猫に悪影響を及ぼす「病原体」と呼ばれる微生物も数多くいます。
平常時は自身の免疫力によって病原体に対抗し、症状が出ないように抑えておりますが、体調の変化や免疫力の低下によって病原体に対抗できなくなり、症状が出てしまうのが風邪の状態です。

人間ではライノウィルスやコロナウィルス・アデノウィルスなどが原因と言われますが、犬ではアデノウィルスやパラインフルエンザウィルス・ヘルペスウィルスなどが、猫ではヘルペスウィルスやカリシウィルスなどが原因となると言われています。

ただし、 同じ名前のウィルスであっても人と犬・猫のものとは型が違うので、人間の風邪やインフルエンザが犬・猫にうつることはありません。

もちろん、犬の風邪は犬に、猫の風邪は猫にうつりますので、お散歩中や、人間が屋外で他の犬・猫に触れたのちに帰宅して我が子に触れるとうつることがあります。

なお、犬猫の風邪が人間にうつるのか、に関しては、こちらのコラムをご参照ください。
【獣医師からの健康注意点】犬や猫の風邪って人間にうつるの?

 

治療法も人も犬猫も同じ

風邪の治療法は、人も犬・猫も同じです。何よりも栄養を十分に摂って、休息をすることが重要です。

それに加え、咳が出るならば喉の炎症を抑える薬、くしゃみや鼻水が止まらないならば粘液の分泌を調節する薬、お腹を下したり、嘔吐したりするのならば胃腸薬、細菌を抑える抗生物質や、目が赤かったり目やにが多い場合には点眼薬も出します。
消化器に症状がある犬・猫は、1日くらい絶食して、胃腸を休めてあげるのも良いでしょう。

特に若齢や高齢の犬・猫は体力がなく、免疫力も強くありません。少しでも気になったら早めに動物病院へ行き、薬を使ってしっかり治すことが大切です。

まずは予防が大切

風邪やインフルエンザが人と犬・猫の間でうつることはなくても、細菌やウィルスを外出先から持ち帰ることも考えられます。
帰宅したら自分のためにも犬猫のためにも、手洗いとうがいを行うことが重要です。

お散歩帰りの犬もしっかり足先を拭き、被毛の埃も落としましょう。
また他にも、外出する際には防寒を心掛け、必要ならば犬にも洋服を着せましょう。特に今人気のトイプードルやチワワは寒さに弱い犬種ですので、気にしてあげてください。

犬猫が留守番する時や寝る時に、部屋の暖房を切ってしまう場合は、毛布やタオルを用意してあげて身体が冷えないようにしてあげてください。

 

 

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