猫の死因原因のトップ10にも入る腎不全。
気付いたときには、治療の方法が無いなんて事もある病気です。
一度罹ってしまうと病気の進行を遅らせることはできますが、完治は見込めない怖い病気です。
まずは、日頃からしっかり健康管理を行っていきましょう。
今回は猫の腎不全について、猫疾病予防管理士からお話しします。
初期症状は分かりづらい!
腎不全の初期症状はとても分かりづらく、「初期段階で見つけられたらラッキー!」と言われるほどに見つけにくいもの。
目に見える兆候が出たときには、もうかなり進行しているなんてことも。
早期に発見し早期治療すれば、進行を遅らせることは十分に可能です。
まずは、日頃から飼い猫の健康状態を把握できるように日々の観察を忘れずに行いましょう。
早期発見するには?
初期症状では、「いつもより水を飲む」「トイレに行く回数が多い」「おしっこの色が薄い」、などが見られます。
毎日観察をしていないと気付かないぐらいの小さな変化ですよね?
食欲の減退、体重減少などの兆候が見られるようになるのは、かなり進行が進んでからです。
そして、早期発見に最も大切なことは定期的に健康診断を行うこと。
多くのケースでは、他の病気が原因で病院に行った際に気付くようです。
また、腎不全の発症率は年齢を重ねると共に上がり、15歳以上では3頭に1頭の割合で慢性腎不全を患っていると言う結果があるようです。
日頃から観察を行い病気の早期発見を!
少しでも普段と違うと感じたら病院に行きましょう。
もしも、かかってしまったら?
まずは、動物病院への通院が必要です。
治療に関しては獣医師とよく相談のうえ決めて行きましょう。
腎臓病の治療には、食事療法がつきものです。
この食事療法の効果はどれくらいかというと、なんと普通食を食べている場合の約三倍の延命ができるという結果も出ています。
もしも、ご自宅の猫が腎不全にかかってしまったら、獣医師とよく相談しながら、食事療法も取り入れていきましょう。
また、長生きするためにも人間の食べ物やおやつのあげすぎなどにも注意してあげてください。
おやつを我慢させるのはかわいそう、療法食の食いつきが悪いから少しだけ、と思うかもしれませんが、長生きのためにも健康のためにも、塩分の多く入っているものには注意してください。
不調を隠しがちな猫の健康状態を把握し、病気にいち早く対応するには?
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