夏は植物たちもよく育ち、きれいな花々を楽しませてくれます。
しかし、以前の記事(6月紫陽花編)でご紹介したように、私たちの身近にはペットにとって毒となる植物が思いのほかたくさん存在しています。
今回は、夏の植物に焦点を当ててみました。
キレイな見た目に惹かれて、うっかり犬猫が危険な目に遭わないよう、愛玩動物救命士と確認しましょう!

キレイな花には毒がある!?犬猫の身の回りの危険植物(6月紫陽花編)
この記事を読む

【アサガオ】

夏休みに育てる家庭も多いのではないでしょうか?
開花している花が危険というよりは、咲き終わった後、収穫した種子に毒となる成分が含まれています。
そのため、種子の誤食に注意しましょう。
万が一誤食してしまった場合、嘔吐や下痢、心悸亢進が主な症状として現れます。

道端に生えているヒルガオも同様の毒成分を持ちますから、散歩コースに咲いているようでしたら場所を覚えておいて、種子を食べたりしないよう気を配りましょう。

品種によって含まれている成分が異なり、通常見かけるアサガオは、「ファルビチン」と言う成分を種に含んでおり、誤食すると激しい下痢や血便を発症することになるのです。

一方、西洋朝顔とマルバアサガオの種には「リゼルグ酸アミド」という成分が含まれています。
この種の種子を摂取した場合には、向精神作用があり、幻覚を引き起こすとされています。

どちらの場合も、種子の保管には十分配慮し、誤食を防ぎましょう。

【ヒガンバナ】(その仲間のアマリリス・スイセン・君子蘭など)

まだ寒さの残る春先に黄色の花をつけるスイセン。
人間でも摂取すると食中毒を起こすことをご存知ですか?
スイセンの葉がニラに似ていることから、庭に植えたスイセンとニラを間違えて摂取し、毎年のように食中毒が報告されている植物です。

スイセンやアマリリスなどはヒガンバナの仲間で、「リコリン」という成分を含み、少量でも嘔吐やかぶれ、多量の場合には、中枢神経の麻痺を起こし死に至るほど。
このリコリン、花・葉・球根など全草に含有されていますから、どの部分をかじっても摂取する恐れがあります。

ヒガンバナは7月~10月まで田んぼのあぜ道などでよく見られる植物。
地下茎といって、地下に張り巡らされた根が田んぼの畔を守るとともに、ネズミやモグラなどの稲を荒らす小動物をその毒で寄せ付けないようにするためよく植えられているとか。
しかし、犬が散歩中にかじっては一大事です。
ヒガンバナが植えられている場所は散歩コースにしないようにすることも重要でしょう。

また、同じくヒガンバナの仲間に、君子蘭(クンシラン)という植物があります。
蘭と名付けられていますが、ラン科ではなく、ヒガンバナの仲間のため、猛毒を持っています。
ラン科は無毒と言われており、名前にランがつくことからラン科と思い込み、安全と思い込んでしまうのでしょう。
特に、冬場室内に取り込んだ時から春の開花までの間にペットの中毒事故が発生しているようです。
もし君子蘭を自宅で育てている方がいる場合には、要注意です。

同じようにランがつく植物にスズランがありますが、こちらもラン科ではなく、さらには猛毒です。
あの可愛らしい花を好む人も多いですが、人が亡くなるほどの毒性を持ちますので、注意が必要です。

ペットを飼っていても、花を楽しみたい方は多いでしょう。
だからこそ、植物のもつ毒性を知って、万が一の事故が発生しないよう、気をつけていきましょう。

 

  
犬猫の緊急時の対応、病気の知識を持ち、犬猫の事故を防ぎ、健康管理と病気の予防対策を行うには?
愛玩動物救命士通信認定講座犬の在宅看護師通信認定講座猫疾病予防管理士通信認定講座で、犬猫の事故・怪我や病気と予防管理についての知識を持ち、犬猫が安全に健やかに生きるための知識を学べます。


ペットと暮らすことを正しく学び、健全で幸せなペットライフを送るには?
犬猫飼養アドバイザー通信認定講座で、犬猫の適正飼養や飼い主の心構えについての知識を学べます。

▼こちらもチェック!
犬猫飼養アドバイザーが解説!散歩や庭先で見かける、気を付けたい犬猫に危険な植物
この記事を読む

犬猫飼養アドバイザーが解説!犬の散歩時に気をつけること
この記事を読む

 

メルマガ★SAE公認動物講師からのプチ講座・セミナー情報、獣医師からの健康管理注意点など飼い主様に役立つ情報配信中★
メルマガサンプルはこちら
(アドレスだけで登録できますので是非お気軽に)