8月に入り、いよいよもって強い日差しや高い気温による厳しい夏本番といったところでしょうか。
今年も熱中症の被害が多く報告されています。
ペットと飼い主さん、どちらもこまめな水分補給や日差し対策など、万全の状態で体調管理には十分にご注意ください。
さて、今回は猛暑に絡めて犬の水中毒に関して、愛玩動物救命士よりお話をしたいと思います。

水中毒とは?

皆さんは「水中毒」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
水を短時間で大量に飲むことで発症し、別名「低ナトリウム血症」とも呼ばれます。
水を大量に飲み、体内のミネラルのバランスが崩れてしまうことで、ふらつき、嘔吐、意識障害など様々な症状を引き起こします。
発症すると急性の症状により、命の危険がある恐ろしいものです。

原因の対策

基本的に自ら進んで水を飲んでいる場合は、水中毒に陥る程の量を一度に摂取してしまうことは少ないとされています。
注意しなくてはいけないのが、川やプールでなどレジャーでの水遊びの際です。
水中を泳いだり、おもちゃなどを咥えて遊んだりすることで、犬自身が意図せずとも口の中に入ってきた水を飲み込み、大量摂取をすることで発症する恐れがあるとされています。
しかし、水の中で遊んでいる犬がどれくらいの量の水を飲み込んでしまっているのかを把握することなどは、観察をしていたとしてもほぼ不可能です。
そのため、予防するためには水場での遊びの時間をコントロールし、10分程度遊んだら休憩、などの対応で短時間での飲水をしてしまわないように管理してあげましょう。
万が一、元気がなくなったなどの異常が見受けられた場合はすぐさま動物病院へ連れて行きましょう。

独断での飲水量制限はNG

今の猛暑が続く日々の中、飲水量が増えることは当たり前ですので、「いつもより水を飲みすぎているかも…」と飲水量を制限するようなことは熱中症や脱水を招く危険があるためやめましょう。
不安な場合は日頃の飲水量を記録しておくことで、飲水量の異常に気付きやすくなります。
あまりにも飲水量が増え、異常を感じた場合は決して自己判断をせず、動物病院にて受診し検査をしてもらいましょう。

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