ペットロス
■連載企画■獣医師から学ぶペットロスの心理とはvol.10「第2段階 否認」
2020年12月4日 ワンポイントアドバイス
第2段階である否認は、ペットが亡くなったことを飼い主が認めないことによって惹き起こされる現象です。 具体的には死という事実の否定です。これは、「あの子が死ぬはずがない。何かの間違いだ」という感覚といえます。
■連載企画■獣医師から学ぶペットロスの心理とはvol.9「第1段階 精神的打撃と麻痺状態」
2020年12月1日 ワンポイントアドバイス
ペットの死という衝撃により、一時的に現実感覚が麻痺し、まるで「頭の中が真空になったよう」に感じ、思考力が低下する段階です。この特殊な感覚は、飼い主の全身を純粋で優秀なセンサーに変え、周囲の情報を鋭敏に収集させます。
■連載企画■獣医師から学ぶペットロスの心理とはvol.8「ペットロスの12段階のプロセス」
2020年11月27日 ワンポイントアドバイス
悲嘆とは克服すべき課題(タスク)であるとする捉え方が主流の時期がありました。しかし、現在では、段階(プロセス)理論が一般的です。これにもさまざまなものがありますが、その中に哲学者アルフォンス・デーケンが提唱する12段階があります。
■連載企画■獣医師から学ぶペットロスの心理とはvol.7「悲嘆の定義」
2020年11月24日 ワンポイントアドバイス
ラテン語の「gravis(重い)」を語源とする悲嘆(grief)は、主に「深く耐え忍ぶ心の苦しみ」という意味でつかわれます。ペットの死に際し、心痛をもたらす悲嘆に、ひとりで耐えなければならない時があるのだ、という意味を内包した考え方といえます。
■連載企画■獣医師から学ぶペットロスの心理とはvol.6「ペットロスは理想的な父・母の喪失か」
2020年11月20日 ワンポイントアドバイス
心像(イメージ)は、個人的無意識よりも深い普遍的無意識(人類共通の無意識)でつくりだされ、父は犬、猫は母として概念化され、無意識下で理想的な父を欲する人は犬を飼い、理想的な母を求める人は猫を飼うかもしれない、ということです。
■連載企画■獣医師から学ぶペットロスの心理とはvol.5「ペットロスの3分類」
2020年11月17日 ワンポイントアドバイス
飼い主と愛着によって連繋してきたペットの喪失は、対象(object)となった家族(ペット)との別れを意味します。ペットロスは、概ね3分類できます。
■連載企画■獣医師から学ぶペットロスの心理とはvol.4「愛着という“無敵感”」
2020年11月13日 ワンポイントアドバイス
自分が一体感を持つ、親しい存在のことを「対象」といいます。 飼い主は、親子や兄弟、夫婦のようにペットに語りかけ、ペットを自分の子供のように表現します。 これらは飼い主が、別れがたい存在としてペットを認識している証拠です。
■連載企画■獣医師から学ぶペットロスの心理とはvol.3「愛着が悲嘆を生む」
2020年11月10日 ワンポイントアドバイス
男性ならば時計や万年筆に、女性ならば服やアクセサリーなどに「愛着」を感じることもあるでしょう。 日常用語ともなっているこの「愛着」が、実はペットロスによる悲嘆の衝撃を左右する重要な条件になります。
■連載企画■獣医師から学ぶペットロスの心理とはvol.2「対象(object)」
2020年11月6日 ワンポイントアドバイス
自分が一体感を持つ、親しい存在のことを「対象」といいます。 飼い主は、親子や兄弟、夫婦のようにペットに語りかけ、ペットを自分の子供のように表現します。 これらは、飼い主が別れがたい存在(一体感のある関係)としてペットを認識している証拠です。
■連載企画■獣医師から学ぶペットロスの心理とはvol.1「ペットを求める“無意識”」
2020年11月5日 ワンポイントアドバイス
そもそも、なぜ、人は、ペットを飼うのでしょうか。それは、人もまた対象(愛着対象のこと)を求める生き物だからです。 ペットロスの心理学を、悲嘆心理学といいます。ここからは、悲嘆心理学を用いて、解説していきます。