オミクロン株の猛威により一部の都県でまん延防止等重点措置が発令されていますが、本当に必要な外出をしないわけにもいきませんね。
冬真っただ中のいま、自宅で待っているペットたちの防寒対策はバッチリですか?
今回は、ペットたちの冬の寒さ対策について。特に代謝も落ち、なかなか自分で熱を作り出せないシニア犬猫の寒さ対策を、愛玩動物介護士からご紹介します。

高齢になると代謝が落ちる理由

高齢になるにつれ、動物は動きが鈍くなってきます。これは、人間も同じですね。
そして、食欲も低下していく一方。食事や運動で生成されていた熱が作りづらくなります。

寒さを訴えているサイン

動物の寒さを訴えているサイン、これも人間と一緒です。

  • ブルブルと小刻みに震えている
  • 水を飲む量が減った
  • 身体を縮こませている
  • 触ったら身体が冷たい

などの場合、犬や猫も寒さを訴えていますので、寒さ対策を取ってあげましょう。

室内での対策

理想的な温度は、犬の場合は25℃前後、猫の場合は28℃前後です。
ただし、室温がよくても気をつけなければならないのは湿度。
犬が湿度60%以下、猫が湿度50~60%を保つことが理想とされています。
部屋の中が乾燥しすぎている場合、皮膚も乾燥しよけいに体調が悪くなってしまうこともあります。
湿度にも気をつけてあげましょう。

留守中の暖房にエアコンを使用しているお宅も多いはず。
最近では床に近いほうを温める機能がついているエアコンもありますが、通常は暖かい空気は上に溜まってしまいがちです。
また、人感センサー機能などが付いている場合、人の動きに反応しても、犬猫には反応しないことがあり、欲しいところに暖かい空気がいかない、ということも考えられます。
人にとっては暖かいと思ってもペットたちには寒い!なんて事も。

最近では犬用のヒーターもあります。
しかし、飼い主さんがいない時は要注意。コードが気になる、マット自体が気になって咬んでしまう子もいますし、長時間動かずにその場にいると低温火傷の可能性もありますので、十分注意して使用してください。
使う場合は、必ず飼い主さんが側にいる時にしてあげましょう。

他にも、ペットベットをドーム型にしてあげると空気を遮断してくれるので暖かく過ごせます。
また、クレートの中の毛布を保温性の高いものに変えるだけでも暖かくなります。

留守番中はどう保温?

一番安全なのは、自然と発熱するタイプの敷物等を用意してあげることです。
ただし、日中暖かいだろうと窓辺にくつろげる場所を作ると、日中は暑くなりすぎる危険があり、日が落ちると急激に冷え込むことがあります。
窓辺などは避け、気温の変化が少ない場所に暖かな敷物を敷くといいでしょう。

お散歩の際には

愛犬にも洋服を着せてあげて、外気が直接身体に当たるのを防いであげましょう。
足元には靴や靴下を履かせてあげるのも効果的です。

ペットたちにもしっかりと防寒対策を行い、冬を楽しく快適に乗り越えましょう!!

 

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