今年も異常と感じるくらいの大雨と猛暑に見舞われていますが、問題なく過ごされているでしょうか。
そんな夏の一大イベントと言えば、花火大会でしょう。
今年はコロナ禍を経た制限のない花火大会を開催するところも多いと聞きます。
そんな花火大会ですが、ペットを連れて行こうと思っている方、少し待ってください。
花火大会がペットにとって危険を及ぼすケースがあることを獣医師たちが警鐘していることを知っているでしょうか。愛玩動物救命士が解説します。

ペットにとっての大きな音のリスク

もともと犬や猫は人より聴覚が優れており、大きな音や聞きなれない音がストレスになることはよくあります。
そのことが健康上問題を抱えている子に負担をかけ、最悪の場合死亡するケースがあるというのです。
もちろん、健康上特に問題を抱えていなくても、大きな音に驚いてパニックを起こしたり、後々少しの物音にも驚くようになり、不安症と呼ばれる状態を引き起こす可能性もあります。
また、雷の音などに敏感に反応する子は、不規則な、そして大きな花火の音も苦手と感じることが多いと言われています。
人にとって楽しい花火大会も、ペットにとっては非常にストレスのかかるものである可能性が高い、ということを知っておきましょう。

自宅の近隣で花火大会が行われる場合

こうしたことから、花火大会にはペットを連れていかないことがベストです。
とはいえ、近所で花火大会が開催される、ということもあるでしょう。
そのような場合には、窓を閉め切り、カーテンをしっかり閉めることで、なるべく音が入らないようにしてもらうか、それでも花火の音を気にするようであれば、大好きなおやつやおもちゃで気を紛らわせてみる、という方法をお勧めします。

今までは大丈夫だった、と思う飼い主もいるかもしれませんが、今年も大丈夫、とは決して言えないことは確かです。

いつもと違う状況はペットの目線で用心しよう

他にも夏のイベントにペット連れで参加する場合には注意点があります。
屋台の食べ物やゴミを拾い食いする恐れがあること、人混みでペットが踏まれたり蹴られたりする恐れがあること、何かに驚いて逃げようとした際、リードが外れて迷子になってしまうことなど、いつもとは違う状況だからこそ、いつもとは違う危険がついて回ることを理解しておきましょう。
だからこそ、夏のイベントをペットと楽しみたいのであれば、二重三重に気を配り、万が一に備えることを忘れずに!

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